編曲(もどき)の経験
演奏会にあたって、小編成の8~9分程度のオケ曲(協奏曲)の吹奏楽編曲(もどき)の経験をさせていただきました。
オケ譜を手に入れてからまずは3日間、バイトがちょこちょこありましたが、ほぼ丸々パソコンに張り付いて作業をしました。
あまり聴いたことのない曲だったので(もともとあまりオケを聴きません…。)、寝る前と朝一にYoutubeで聴き、作りながらまた聴き、曲を覚えながらの作業でした。
曲の美しさや和音の面白さ、musescore2の優秀さに心打たれながら、とてもいいペースで作業ができました。(ラップトップだと少し重いのですが…。)
3日で形になりましたが、聴き返してみると音間違いが多い…。細かく検証しました。(のちの合奏でも音間違いをいくつか発掘。)
そして、MIDI音源を聞いて安心していましたが、楽譜だけで見ると「絶対薄いだろ」という部分を厚くする作業をしました。(最終的にクラ・サックスをほぼすべて重ねたことで多少良くなりました。)
そしてスコア・パート譜のレイアウトの調整。これが一番重くて大変だった…何かいい方法ないかな…。
先生と綿密に相談し、どの楽器になんの音を持たせるか、その他音の配置などの最終調整。ここまで約2週間ほどで、満を持して音出しに臨みました。
いざ音を出してみるとまあ薄い。もともとのオケの編成が小さかったというのもあるが、バーン!となってほしいところがスカー、というような弱い音しかならずに落胆しました。
後輩たちから励まされ、笑 薄いと思った箇所の和音を再確認し、ハーモニーとしてしっかり鳴るように配置を変えました。
その後、先生のレッスンで聴いていただく。
「いい音するじゃん」と言われ、とても嬉しかったです。
上手に吹いてくれた演奏者に感謝です。
まだまだ薄いところを先生の知識・経験を持って手直ししていただきました。
本番の2週間前ぐらいまで手直しが入りましたが、楽譜上の不備はなく無事演奏会を終えることができました。(3年前の編曲もどきでは本番当日に最終訂正後のスコアを渡しました…。しかも印刷ミスがある状態のものを…。)
ソリストの先生から感謝の言葉をいただきとても嬉しかったです。
何より自分の作った楽譜で音が鳴っているその場でソロを吹いていただくというのが嬉しくて、感無量でした。
楽譜を作る上でも、人とのつながりを感じるという意味でも、とてもいい経験でした。
ではまた~。